水のはなし
硬水と軟水
「硬水」は水中のカルシウムとマグネシウムの量に対応する「炭酸カルシウム」又は「酸化カルシウム」で表した数字です。
硬度の単位は国によって異なり、フランスではCaCO3濃度が1mg/100mLを、ドイツではCaO濃度が1mg/100mLを、アメリカではCaCO3濃度が1mg/Lをそれぞれ「硬度1度」としており、我が国ではかつてドイツ硬度が使われてきましたが、現在はアメリカ硬度が使用されています。
理化学辞典では、硬度0~178未満を「軟水」、178以上357未満を「中間の水」、357以上を「硬水」と分類していますが解り難いので便宜的に100未満のものを「軟水」、それ以上を「硬水」と呼んでいます。
例えば、「六甲のおいしい水」は硬度84ですが、「コントレックス」では硬度が1,555もあります。長野県内の水道水では、硬度が30~50程度の軟水が多いようです。